2019年03月号
編集・発行人 小島 研二

平成30年度需給報告と今年度経済見通し


日本ホース金具工業会


平成30年の日本経済ですが、7〜9月期に自然災害が相次いだため個人消費や輸出が低迷し、実質国内総生産(GDP)が減少しましたが、緩やかな景気回復は続いております。しかしながら、米中貿易摩擦等の通商問題の動向が、世界経済に与える影響は予断を許さない状況となっております。
大手需要先である建設機械ですが、国内は20トン未満の中小型ショベルの排ガス規制猶予期限(平成29年8月31日)に関わる駆込み需要反動減の影響が出ておりましたが、10月より好転しています。海外は世界的な好景気に加え、資源価格の上昇から鉱山向け需要が増加しており、平成30年1〜12月本体出荷額は、2兆4063億円で前年比8%増加しました。国内が8447億円(前年比94%)、輸出が1兆5616億円(同117%)でした。メインの油圧ショベルは国内2485億円(同86%)、輸出7582億円(同123%)、合計1兆67億円(同111%)、ミニショベルは国内885億円(同106%)、輸出2256億円(同110%)、合計3141億円(同109%)と好調でした。輸出先の12月の状況ですが、アジアが8カ月連続の増加、欧州が3カ月連続の増加、北米が16カ月連続の増加、中南米が2カ月連続の増加の全4地域が増加しました。自動車は、完成車検査問題の影響があったものの、国内、海外とも堅調に推移しました。1〜12月の生産台数は973万台(前年比100%)、1〜12月の国内販売台数は527万台(同101%)、輸出台数は482万台(同102%)でした。工作機械の1〜12月の受注金額は1兆8158億円(前年比110%)で、内需は7503億円(同119%)、外需が1兆654億円(同105%)ですが、10月以降弱含みで対前年同月比がマイナスとなっております。当工業会の1〜12月出荷実績は、産業用ゴムホースが500.2億円(前年比108%)、自動車用ゴムホースは76.9億円(同86%)、樹脂ホース79.3億円(同103%)、付属金具42.2億円(同103%)、合計では698.6億円(同104%)でした。仕向け先別では国内が657.1億円(前年比104%)、輸出が41.5億円(同108%)で輸出比率は5.9%でした。

今年度ですが、建設機械関連の国内は、安定した建設投資の継続と消費税増税前の駆け込み需要が想定され、輸出は引き続き北米、欧州、アジア向け等の需要が堅調に推移すると見込まれております。ここ2、3年需要を牽引してくれた工作機械や半導体製造装置は弱含みで推移しておりますが、日本全体としては需要業界ごとにまだら模様ながら引き続き緩やかな回復基調が続くものと期待されております。

ご参考までに、関連業界の平成30年度需給実績と日本建設機械工業会(建機工)が2月27日に発表した2019年度の需要予測を下記致します。建機工の需要予測は年度ベースで2019年4月〜2020年3月が対象期間となっております。従って前年同期比B(%)の上期は確定値ですが、下期、年間は見込み値との比較になっております。

 

 




以 上

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